9月20日(水)の定例活動日(森の娯しみ)は、
お休みにしました。
森林生態学の初歩を学んでいました。
なんて言ったら、怒られるかと思いますが。
ここももの森は、どんな状態になっているのか?
1973年に皆伐された木もれびの森の現状(特にここももの森)は、
ほぼ管理が放棄されていました。
林分の発達段階(藤森1977)によると。
①林分初期段階(攪乱の後15年くらいまで)
②若齢段階(高木性の樹種が優占して林冠が閉鎖し、個体間の競争が
強くなり、下層植生が目立って少なくなる段階)
③成熟期間(50年生を超えると、樹冠同士の間に隙間ができ、
林内が少し明るくなり、下層植生が徐々に豊かになっていきます。)
④老齢段階(優占する高木のにも衰退木、立ち枯れ木、倒木などが生じる。枯死木が開けたギャップ内に更新した稚樹が成長を始め、森林の中で部分的な破壊と再生のプロセスが進行する。
この一般論に対して、ここももの森の大半のエリアは、アズマネザサ類が密生にして、
下層植生が消滅し、森林構造の単純化が起きていると判断しました。
去年夏から開墾したC地区のエリアの植生が豊かになるかと思い期待していましたが、
残念ながらそのような兆候は見られませんでした。また来年に期待していますが。
枯れ枝が通路の真上にあります。
通行の際には、ご注意ください。
通行の際には、ご注意ください。
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